

スライド作りって、意外と「文章を書く」より前に、頭が疲れます。
どの順番で作ればいいか分からなくて、ページが増えるほど迷う感じ。
そこで、作業を構成→本文→デザインに分けて、AIを入れる場所を固定します。
目次
このページの“ギフト”
結論から言うと、AIは構成(何を何順で言うか)と本文(言い方の叩き台)で最も威力が出ます。
逆に、デザインの最終調整は、人が「見た目の違和感」を拾う方が早いです。
| 工程 | AIが得意 | 人が得意 | 狙い |
|---|---|---|---|
| 構成 | 章立て、流れ、抜けの指摘 | 現場事情の反映、言わない判断 | 話が通る骨格 |
| 本文 | 要点整理、言い換え、短文化案 | 社内用語の調整、言い切りの強弱 | 読むだけで分かる文字量 |
| デザイン | ルール案(色数、余白、フォント) | 違和感の修正、見やすさ最終判断 | 伝わる見た目 |
ひとこと:AIに「見た目を作って」だけ渡すと、整ってるのに伝わらないスライドになりやすいです。先に構成を固めると一気にラクになります。
スライド作りを、こう分けます。
| 手順 | あなたが決める | AIに頼む | 成果物 |
|---|---|---|---|
| Step1 | 1行ゴール、聞き手、制約 | ゴールの言語化補助 | スライドの「目的」 |
| Step2 | 伝えたい結論(1つ) | 章立て案を複数出す | 見出し(10〜12枚) |
| Step3 | 事実・数字・前提 | 各スライドの本文案 | スライド原稿(短文) |
| Step4 | デザイン制約(色数など) | 配置のルール案 | 統一感のある見た目 |
先に決めるのは「結論」と「制約」
結論が弱いと、ページ数だけ増えて最後に戻ります。制約がないと、見た目が散らばります。
最初に、スライドの“入口”を固定します。ここが決まると、後が迷いません。
| 項目 | 決め方 | 例 |
|---|---|---|
| 聞き手 | 誰が見る?何を気にする? | 上司:判断材料、現場:手順、顧客:安心 |
| 1行ゴール | 誰の何をどうする | チームが提案書の叩き台を30分で作れる状態にする |
| 制約 | 時間・ページ・トーン | 10枚、5分、結論先、専門用語少なめ |
スライド用1行ゴール(テンプレ)
[聞き手]が、[判断/行動]できるように、[テーマ]を[分量/時間]で伝える。
章立ては、スライドの命です。おすすめは10〜12枚。短すぎると説明不足、長すぎると聞き手が迷います。
| 役割 | 枚数 | 中身 |
|---|---|---|
| 結論 | 1 | 最初に結論(何を言いたいか) |
| 背景 | 1〜2 | なぜ今それが必要か(痛み/リスク) |
| 全体像 | 1 | 今回の方針・手順の全体像 |
| 中身 | 4〜6 | 根拠、比較、手順、具体例 |
| 注意 | 1 | 落とし穴、例外条件、よくある誤解 |
| 次アクション | 1 | やること(担当/期限/最初の一歩) |
強い構成の形
「結論→理由→全体像→具体→注意→次アクション」。この順番だと、読み手が途中で置いていかれにくいです。
本文は、1枚=1メッセージが基本です。情報を詰め込みすぎると、結局読まれません。
| 項目 | 目安 | コツ |
|---|---|---|
| タイトル | 12〜18字 | 結論形(〜です、〜が必要) |
| 本文 | 箇条書き3〜5点 | 名詞+動詞で短く |
| 補足 | 1行 | 条件・例外・根拠の置き場 |
例(本文の形)
デザインのコツは、センスより制約です。制約があると、勝手に統一感が出ます。
| 制約 | おすすめ | 理由 |
|---|---|---|
| 色 | 2色+グレー | 見た目が散りにくい |
| フォント | 2種類まで | 読みやすさが安定 |
| 余白 | 詰めない | 情報量が多く見える錯覚を防ぐ |
| 図解 | 1枚1図 | 理解の軸がぶれない |
実務で使えるルール
プロンプト1:章立て(見出し案)
目的:[1行ゴール]
聞き手:[役職/知識レベル/気にする点]
制約:10〜12枚、結論先、専門用語少なめ
出力:スライド番号+タイトル(12〜18字)+そのスライドで言う1メッセージ(1行)
プロンプト2:各スライド本文(短文化)
上の章立てに沿って、各スライドの本文を作ってください。
形式:タイトル/箇条書き3〜5点/補足1行。
条件:1枚=1メッセージ。曖昧語を減らし、「誰が/何を/いつ」を入れる。
プロンプト3:仕上げチェック(見直し)
次のスライド原稿を、①事実(数字・固有名詞・条件)②抜け(前提/結論/次アクション)③読みやすさ(短文化/表記統一)の順でチェックし、修正版を出してください。
| 事故ポイント | 起きる理由 | 対処 |
|---|---|---|
| 結論が後ろにある | 説明から入りやすい | 1枚目に結論、最後に次アクション |
| 数字がそれっぽい | 文章が整って見える | 一次情報に戻す(公式/社内資料) |
| 1枚に言いたいことが多い | 削りにくい | 「そのスライドで言う1行」を先に書く |
| 見た目が散る | 制約がない | 色2+グレー、強調1か所を固定 |
最後の確認
スライドだけ眺めて「何を言いたいか」が分かるか。これが通れば、だいたい勝ちです。
回答:本文を削る前に「1枚=1メッセージ」を先に決めるのが効きます。削る基準ができるので、短くしやすいです。
回答:図解はセンスより分類です。「全体像(箱)→流れ(矢印)→比較(表)」のどれかに寄せると作れます。最初は表でも十分伝わります。