スライドをAIで作る手順|構成→本文→デザインの分け方
資料作成を「構成→本文→デザイン」に分解して、生成AIで速く・ズレなく作る手順を整理。使い回せるテンプレと、仕上げのチェック順までまとめました。

スライドをAIで作る手順|構成→本文→デザインの分け方

スライド作りって、意外と「文章を書く」より前に、頭が疲れます。

どの順番で作ればいいか分からなくて、ページが増えるほど迷う感じ。

そこで、作業を構成→本文→デザインに分けて、AIを入れる場所を固定します。

このページの“ギフト”

  • スライドを迷わず作る分解手順(構成→本文→デザイン)
  • 章立てテンプレ(10〜12枚が作りやすい)
  • コピペで使えるプロンプト3本

結論:AIは「構成」と「本文」に強い

結論から言うと、AIは構成(何を何順で言うか)本文(言い方の叩き台)で最も威力が出ます。

逆に、デザインの最終調整は、人が「見た目の違和感」を拾う方が早いです。

工程 AIが得意 人が得意 狙い
構成 章立て、流れ、抜けの指摘 現場事情の反映、言わない判断 話が通る骨格
本文 要点整理、言い換え、短文化案 社内用語の調整、言い切りの強弱 読むだけで分かる文字量
デザイン ルール案(色数、余白、フォント) 違和感の修正、見やすさ最終判断 伝わる見た目

ひとこと:AIに「見た目を作って」だけ渡すと、整ってるのに伝わらないスライドになりやすいです。先に構成を固めると一気にラクになります。

全体像:構成→本文→デザインの分業表

スライド作りを、こう分けます。

手順 あなたが決める AIに頼む 成果物
Step1 1行ゴール、聞き手、制約 ゴールの言語化補助 スライドの「目的」
Step2 伝えたい結論(1つ) 章立て案を複数出す 見出し(10〜12枚)
Step3 事実・数字・前提 各スライドの本文案 スライド原稿(短文)
Step4 デザイン制約(色数など) 配置のルール案 統一感のある見た目

先に決めるのは「結論」と「制約」

結論が弱いと、ページ数だけ増えて最後に戻ります。制約がないと、見た目が散らばります。

Step1:1行ゴールと聞き手を決める

最初に、スライドの“入口”を固定します。ここが決まると、後が迷いません。

項目 決め方
聞き手 誰が見る?何を気にする? 上司:判断材料、現場:手順、顧客:安心
1行ゴール 誰の何をどうする チームが提案書の叩き台を30分で作れる状態にする
制約 時間・ページ・トーン 10枚、5分、結論先、専門用語少なめ

スライド用1行ゴール(テンプレ)

[聞き手]が、[判断/行動]できるように、[テーマ]を[分量/時間]で伝える。

Step2:見出し(章立て)を先に作る

章立ては、スライドの命です。おすすめは10〜12枚。短すぎると説明不足、長すぎると聞き手が迷います。

役割 枚数 中身
結論 1 最初に結論(何を言いたいか)
背景 1〜2 なぜ今それが必要か(痛み/リスク)
全体像 1 今回の方針・手順の全体像
中身 4〜6 根拠、比較、手順、具体例
注意 1 落とし穴、例外条件、よくある誤解
次アクション 1 やること(担当/期限/最初の一歩)

強い構成の形

「結論→理由→全体像→具体→注意→次アクション」。この順番だと、読み手が途中で置いていかれにくいです。

Step3:各スライドの本文を作る(短く)

本文は、1枚=1メッセージが基本です。情報を詰め込みすぎると、結局読まれません。

項目 目安 コツ
タイトル 12〜18字 結論形(〜です、〜が必要)
本文 箇条書き3〜5点 名詞+動詞で短く
補足 1行 条件・例外・根拠の置き場

例(本文の形)

  • 結論:提案書は「構成→本文→デザイン」で作る
  • 理由:最初に構成を固めるとズレが減る
  • 手順:章立て→各スライド短文化→見た目統一
  • 注意:数字や固有名詞は一次情報で確認

Step4:デザインは「制約」を決めて整える

デザインのコツは、センスより制約です。制約があると、勝手に統一感が出ます。

制約 おすすめ 理由
2色+グレー 見た目が散りにくい
フォント 2種類まで 読みやすさが安定
余白 詰めない 情報量が多く見える錯覚を防ぐ
図解 1枚1図 理解の軸がぶれない

実務で使えるルール

  • 強調は1枚につき1か所だけ
  • 箇条書きは5点まで
  • 文字だけのページが続くなら、途中に全体像(図)を1枚入れる

コピペOK:スライド作成プロンプト3本

プロンプト1:章立て(見出し案)

目的:[1行ゴール]

聞き手:[役職/知識レベル/気にする点]

制約:10〜12枚、結論先、専門用語少なめ

出力:スライド番号+タイトル(12〜18字)+そのスライドで言う1メッセージ(1行)

プロンプト2:各スライド本文(短文化)

上の章立てに沿って、各スライドの本文を作ってください。

形式:タイトル/箇条書き3〜5点/補足1行。

条件:1枚=1メッセージ。曖昧語を減らし、「誰が/何を/いつ」を入れる。

プロンプト3:仕上げチェック(見直し)

次のスライド原稿を、①事実(数字・固有名詞・条件)②抜け(前提/結論/次アクション)③読みやすさ(短文化/表記統一)の順でチェックし、修正版を出してください。

仕上げチェック:事故りやすい所

事故ポイント 起きる理由 対処
結論が後ろにある 説明から入りやすい 1枚目に結論、最後に次アクション
数字がそれっぽい 文章が整って見える 一次情報に戻す(公式/社内資料)
1枚に言いたいことが多い 削りにくい 「そのスライドで言う1行」を先に書く
見た目が散る 制約がない 色2+グレー、強調1か所を固定

最後の確認

スライドだけ眺めて「何を言いたいか」が分かるか。これが通れば、だいたい勝ちです。

質問と回答

質問:文章が長くなってしまいます

回答:本文を削る前に「1枚=1メッセージ」を先に決めるのが効きます。削る基準ができるので、短くしやすいです。

質問:図解が苦手です

回答:図解はセンスより分類です。「全体像(箱)→流れ(矢印)→比較(表)」のどれかに寄せると作れます。最初は表でも十分伝わります。

まとめ:今日やること

  • 1行ゴール+聞き手+制約を決める
  • 章立て(10〜12枚)を先に作る
  • 本文は短文で、最後にデザイン制約で整える

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